チーム・ビルディングからは逃げられない その①

先週、ある仕事のヤマ場があった。

本職とは離れたPT(プロジェクトチーム)で、「若年層の区政参加・地域活動への参加」というテーマで研究して、政策を提案すべしというものである。

 

メンバーは6名。

いずれも翌年に昇任する予定の者だ。

5月に指令が下って、それからほぼ1年かけての研究・発表となった。

 

研究の趣旨は、政策形成。

データを収集・分析し、そこから課題を抽出、解決するための政策を考えて提案するのだ。

面白いアイデアを出すというより、データに表れてくる「現実」を直視し、それに応じた課題を探し出すのが「お題」らしい。

 

で、その成果発表が先週あった。

報告書にして70ページ、パワポスライドにして90ページの力作。プレゼン時間は、巻きに巻いて35分。

 

まあ詳しい内容は次回にでも書くとして、、

 

上司からは厳しいご指摘もいただきつつ、次々にお褒めのことばがあり、それなりに高評価だったのかな?

メンバーはみな喜んでおりました。

 

しかし、それに素直に耳を貸すぼくではないのです。

自己採点で60点。

及第点ではある(直前まで相当頑張ったし)。

でも、つぎのことを取り上げられなかったのは痛かった。

 

①ビジネスモデルにしたかった

「政策形成」がお題なのでお門違い感もあるのですが、「地域課題を解決するビジネスモデル」まで提案したかった。

最初は行政ががんばるにしても、長期的にでも一定の収益を得たり、資金調達することによって、持続可能なモデル。

そのためには、組織基盤をつくるヒト、資金調達の方法、支持者への還元、さらにどう売上を上げるか。

なんて思ってましたが、1ミリも提案できなかった。

完全に実力不足。知識不足。

 

ただ、課題解決をいつまでも行政に任せきりじゃマズイと思うんですよ。

民が解決できる手立てがあれば、とは思うのですが。引き続き勉強しないことにはどうにもならない。

 

②地域参加する若者に、高校生も入れたかった

お題である「若年層」の定義は特にされておらず、まあ、その定義付けから自分たちでやれってことなんですが。そんなの

で、地域で活躍する若者の事例を探す中で、「高校の生徒会が地域の環境美化(ゴミ拾いとか清掃とか)に参加している」というネット記事を発見。

これについて情報を集めてもらうよう頼んだのだが…

結果は「そんなの聞いたことない」であった。

いや、そんなことない。

一応は記事になってるし、他のページでも取り上げられていた。

「聞いたことない」じゃなくて、ゼロから調べればいいんじゃ??

 

だが、実際のところ、ぼくの心はそこで折れてしまっていたので、追及することはなかった。。

 

なぜ折れてしまっていたのか??

 

 

だいぶ長くなってしまったので、今日はこの辺で。

次回につづきます。

 

【次回予告】

・研究の最中なのに、心が折れたなどというぼく。情けない!何があったのだろう?

・研究でやり残したこと、3つ目とは?

・研究なのに、チーム・ビルディングとはこれいかに?