もう一つの世界
漫画とかでよく「パラレルワールドもの」ってありますよね。
同じような世界だけど少しだけ制度や仕組みが違う、みたいな。
もう一人の自分がいたり、よく知ってる友人がいるけど話が噛み合わなかったり。
よくある物語としては、そのパラレルワールドが実際の世界(主人公の元々いた世界)に干渉して、実際の世界で一悶着したりして、やがては元どおりになる、という感じでしょうか。
物語では、もう一つの世界が実生活に何らか影響を及ぼすので、主人公たちは奮闘することになるんですよね。
ところで、、先日、とある小さなイベントをやりました。
LGBTやセクシャリティに関する学びと交流の場的なものだったのですが、参加者の皆さんがとても意欲的だったので、とてもいい場になりました。(参加者、ご協力いただいた皆さん、この場を借りて感謝申し上げますm(_ _)m)
本業とは当然無関係で、いわゆるサードプレイス的な場となったのですか、それこそ「もう一つの世界」になったなあと。
その「もう一つの世界」はなかなかいい感じで、そこでの手応えは実生活の中でちょっとした自信になったんです。
もちろん、「もう一つの世界」はカンタンには生み出せず…
言い出しっぺ、下準備、下打合せ等々。ちょうど仕事が繁忙期になったぼくにとっては結構な負担になってしまいました。
それでも…そういった負担は、めずらしく奮闘できるいい機会になってよかったなあと。
公務員みたいな閉鎖的な仕事をしていると、外へのつながりが大事だなと思うことがあります。
閉鎖感を少しだけ打破する機会をもらえるからです。
ただ、外のつながりは、おおかたにして怖いんですよ。
公務員みたいな仕事をしていると厳しい目にさらされることが多いので、外とつながりを持ってもかえって頑なになるのです。
そこで思うのは、
「外のつながりは、もう一つの世界を開くカギ」ということ。
カギを使って開けるのは自分自身。
扉を開けて今の世界から逃げるのか、遊びに行くのか、融合させるのか。
それとも扉を開けないのか。
扉の向こうにある「もう一つの世界」を自分はどうするのか。
ぼくは…
カギがあるなら開けてしまおう、と思います。
扉の向こうにどんな世界があるのか。
開けたら大変な世界に巻き込まれるかもしれない。そういうこともあるよなあ、、たぶん。
でもそういう苦労を楽しみたいなと。それが人生を楽しむことなんじゃないかなと、思うんです。
そして、実生活と「もう一つの世界」をいつか融合させたい。
それが、新しい世界をつくることだと思うんです。