人事異動はキャリアアップの役に立つ?
人事異動内示があって、早1ヵ月。
そして、もう4月も最終週ですね。
特に職場が変わった方は、この1ヵ月はあっという間だったのではないでしょうか?
特に地方公務員の世界では、異動は転職に近いくらいのジョブチェンジを強いられることかあります。
庶務経理畑だった方がケースワーカーとか、観光事業でブリブリ言わせてた方が人事など内部管理とか。
それぞれの業務はもちろん、毎日研鑽を積むプロによる専門知識・技術が必要なものに違いないのですが、ドシロウトが配属されることも。
そういう現実をどう捉えるか。。
尊敬する先輩方(ちなみに所属組織外)からは、こんな言葉が聞かれます。
「異動の理由を人事から所属長に伝えて、人材開発に生かすべきだ」
「理由なんてないものもある。自分で意味付けするといいんじゃないか。上司から言えればなおよし。」
人を育てるのか、自分が育つのか。
「成長」「能力開発」「人材育成」ネタとして、人事異動という局面は重大な意味を持つということ。
だけれども、そのように意味を持たせて扱っている例がどのくらいあるものでしょうか??
うーん。。見当たらない。。
ちょっと具体的に考えてみます。
異動元の上司が、部下の異動先を知って声をかける。
例えば、「次は福祉の部署だから、接遇や対応力に磨きをかけられるよ!」とか。
しかし、、異動先で具体的にどういう事務分担かまでは(特に3月中は)分からないもので。
異動先が福祉部署でも、経理担当だったりすると、「接遇する機会ないし。あの上司の言葉は何?薄っ!」みたいになってしまうかも。
細かい事務分担に着目すると、異動先の上司が「経理事務は初めてだろうけど、隙のない処理能力が身につくよ!」などと伝えるのが適当に思えますが…異動前の細かい勤務情報(得意不得意など)までは引き継げない。
点と線みたいな話ですが、上司は「点」の指導はできても、「線」の指導となると難しい。
ましてや「面」の指導となると。。
(余談ですが、いわゆる複業は、面としての個人の成長を促す機会じゃないかなーと思います)
自分で意味付けすることは、自分で自分を「線」としてコーチングする感じです。
ただ、自分だけで成長できるものだろうか?とも。
チューター的な、メンター的な人が必要ですよね。
皆さんは何か工夫されてますか?
キャリアアップって何だろう?